春のパン祭りみたいなタイトルですけどね。

皆さんアシナガバチってご存知ですか。
まあ、そのまま足の長い蜂なんですけどね。

これがね、私の家にだけ狙って巣を作りやがるんですよ。

2014年6月、アシナガバチの巣の駆除で9,000円。
2015年6月、アシナガバチの巣の駆除で18,000円。

2年連続ですよ。
甲子園なら常連校ですよ。
金額が変わってるのは蜂の巣の「場所」なんですけどね。
2014年は1Fの窓枠上に作って、ちょっとした脚立使ったから9,000円ですよ。
2015年は更なるパワーアップを図って、2Fの屋根のノキ部分に作ったもんですから、7m級のハシゴ使ったために18,000円ですよ。

「これはマッチポンプなのではないか」と疑うくらいのランクアップですよ。
蜂と便利屋のタッグが実現したら、これはもうちょっとしたジャパニーズドリームですよ。

しかしさすがの便利屋も、「これより上に作られたらお手上げですわ」の一言。

双眼鏡まで買って、念のために自宅を一周して点検したら、お留守状態の小さい蜂の巣が3Fのノキにありましたけどね。
空き家になってるので放置状態です。
エアガンでもあれば打ち込んでやりたいですけどね。


そして2015年8月。
三度、アシナガバチの巣を見つけちゃいましたよ。


私はお出かけする前に必ず自宅の側面をチェックしてるのですが、蜂が一匹飛んでるのが見えたんですね。
で、「どこにいくのかなー」なんて見てたんですよ。

あ、もう口調は稲川淳二風でいいですよ。

「一匹の蜂がいたんでね、どこにいくのかぁ〜なんて目で追ってたんですよ。」
「ブーン、ブーンとね、家の近くばかりを飛んでるんですよ。」
「それ見てね、アタシャ、ピーンと来ましたよ。」

「あ、巣があるなぁってね。」

「しばらくすると、その蜂がふと白い機械の中にフッ消えた。」
「アタシはね、それを見て嫌だなぁ怖いなぁなんて考えながらその白い機械の中を覗いたの!」

「そしたら!」

ってわけでね、室外機の中に小さい巣を作ってやがりましたよね。
室外機の中を2,3匹の蜂がブンブン飛んでましたよ。

「まじかー!また9,000円かー!コナクソー!ギブミーマニー!」

って思いましたけどね、室外機の中ですからエアコン付けてやればいいんですよね。
でも室外機の中ってどういう構造か知りませんから、エアコンの送風口から蜂が部屋に入って来たら恐怖ですよね。

凄い悩みましたけど、しばらくしてひらめきましたよね。
「もし室外機がそんなガバガバセキュリティーだったら、夏場は部屋がセミだらけになっている」ってね。

そう思った瞬間、エアコンのスイッチ付けてましたよね。

室外機も簡単に止まってくれちゃ困りますからね。
設定温度は21度でフル回転してやりましたよ。

窓から覗いてたら室外機の近くで2,3匹の蜂が慌てたように飛んでましたよ。

「家が!家がぁぁ!」

って気分だったでしょうけどね、同情はしませんよ。
こっちは9,000円と引き換えに勝負に出てるわけですからね。


で、しばらくしてから室外機覗いた所、小さい巣は無くなってましたね。

「無くなってましたね」ってのが逆に怖いですけどね。
質量保存の法則は無視できないですからね。

きっと室外機の中で落っこちてるんだと思いますが、こっちは戦いを勝利で終えた戦士のような気分ですからね。


「もう来んなよ」


そうつぶやいて通算4つ目の巣とサヨナラしましたよ。
サヨナラサヨナラ
アーティスト:GAO
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