そいや昨日の日記書いてて思い出したんですけど、小学生3、4年の頃でしたかね、親に顕微鏡買って貰ったんですよ。なんかいいヤツ。

「110フィルム」って分かります?
黒電話の受話器みたいな形したカメラフィルムなんですけど、それを装着して、顕微鏡で見たものを写真に撮れるとかいうヤツでしてね。

「なんかステキ!テクニシャン!」って目がキラキラした覚えがあるんですよ。

で、その顕微鏡セットの中にメスとか入ってるんですよ。あの手のひらを内側にして、両手を胸の前に出して「メス」とか言うあのメスですよ。
何に使うのかサッパリ分からなかったんですけど「自分は今、あのメスを手にしている」ってだけでもうマッドサイエンティストの気分でしたからね。

そんな気分のままマッドな私が最初に取りかかったのが「新しい野菜の栽培」ですよ。

「農業に革命を!」を合い言葉に、新しい野菜を自分の手で作り出す野望に燃えてましたね。
しかしいざ実行段階になって「おや、一体何から始めれば良いのだろう」と思いましてね。

でも「ここで悩んじゃいけない。まずは行動だ。」って事で、適当に野菜の種を買って来たんですよ。
確かインゲン豆みたいな大きい種だったと思うんですけど、それをメスで真っ二つに割りましてね。


もうこの時点で凄いダメな感じはしてたんですけど、マッド、こんな所で悩まない。


続けて適当に買ってきたナスの種を真っ二つにしましてね。
これがまた小さくてやりにくいんですけど、必死にメスで真っ二つにしましてね。


この全くサイズの違う2つの種をボンドでくっつけた時が一番輝いてましたね。
「小さなエジソン現る」みたいな瞬間だったと思います。


で、このマッド、ここまでやって、メスを片手に持ったままで「あ、顕微鏡使ってないぞ。」って事に気づきましたよね。
目の前のピカピカの顕微鏡、全く使ってなかったですよね。

そこでこの若干ボンドがはみ出ちゃったまま凝固してる種らしき物を、プレパラートに乗せて、覗いて見ましたよ。

大きい方の種の断面とか見ちゃったりして「ふむふむ」とか、別に何も無いのに「よし、次は20倍で見てみよう」とかレンズ切り替えちゃったりして、こっちもなんとなく達成感出ちゃったりしてね。


で、その流れで


「よし、埋めてみよう」


って結論に至っちゃいましたからね。

種の断面がモロ出しになっちゃってますからね。見えちゃいけない部分見えちゃってるのに「植えれば何とかなる」とか思っちゃった、この思考回路がまさに奇跡。


まあでも植えた所で、こっちも水やりとか苦手ですからね。

定期的に水をあげる優しさが備わってないというか、あまりうまい言葉が見つかりませんが、単なる面倒くさがりというか。


ですから、ここからはお母さんの出番ですよ。

「じゃ、埋めたから後は宜しく」ってなもんで、一丁上がりですよ。
マッドサイエンティストは足踏みしちゃいけないんです。何事もやり抜くのが大切。



で、結果としては、その植木鉢はかなり長期間沈黙を守ってましたよね。



来る水来る水全部スルーして、何らかの根っこが受け止める事も無く、ただただ鉢の受け皿にスルーし続けてましたよね。


でもこれ、万が一にも発芽しちゃったら、私は今頃「ナントカファーム」の園長とかやってたわけですからね。

「兵庫が生んだ農業界の異端児」とかそんな感じで名を馳せてたわけですからね。

ワールドビジネスサテライトで小谷キャスターの隣に座って「そうですね、TPPには断固反対ですね」とか言っちゃう立場だったかもしれませんからね。


私はそんな経緯もあって、今はIT業界にいます。


では写真の方を。


本日はフクシア。

踊る踊る
踊る踊る posted by (C)葱

一輪だけのフクシア。主体にちょっとだけ背景を合わせてみました。



乙女な花達
乙女な花達 posted by (C)葱

ちょっと踊るような感じで可愛いですよね。



紫のスポットライト
紫のスポットライト posted by (C)葱

背後のカーパスを利用して背景を作ってみました。
花が2輪重なってるのは良くないですね。主体が見えにくくなっちゃいますね。



ダンスレッスン
ダンスレッスン posted by (C)葱

斜め構図で。武富士のCMみたいな感じですよね。



ということで、フクシア見つけたら撮ってみて下さい。きっと面白い絵になると思いますよ。
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