浅葱くんと駅のホームで電車待っていたのですが、目の前にあった看板を指さして「桃!」って言うんですよ。
贈答品の看板でもあるのかと思って、適当に「うんうん桃だねー」って言う準備をしながら看板見たら、大丸百貨店のロゴマークを指さしてました。ちなみに大丸のマークは…
コチラ。


確かに桃っぽいですよね。「下から薄皮、むいてみました」みたいな感じがしますよね。果肉見えちゃってますよね。

そう考えると、彼の発見に私は「なるほど」と思ってしまいました。


ちなみにオフィシャルサイトでロゴの由来を調べると、こう書いてありました。

シンボルマークは大丸のシンボル“孔雀”をデザイン化。羽根を表す右上がりの斜線には、飛躍発展の思いが込められています。
参考:http://www.daimaru.co.jp/company/about/ci.html


孔雀なんですって。
少なくとも、この2歳児には伝わってませんが、確かに何か鳥のような感じがしないでもありません。

こういう「パッと見て何に見えるか」というのは、写真でも重要ですよね。

皆さんオッサンやオバサンも、この2歳児の発見能力を見習い、写真を撮る時だけは童心に返ってください。
富良野の大草原などで、チョウチョを「まてまてー」と追いかけ、シャッターチャンスが来たらサッと大人に戻る。
そしてまた「まてまてー」などと繰り返していると、そのうちおまわりさんが来ます。

捕まっても私の名前は出さないように。


では写真の方を。


観光すると、よく建物を撮ると思います。
お城や神社なんかよく撮ると思うのですが、普通に撮っても全く面白く無いですよね。

普通に撮った代表例を載せてみましょう。

大拝殿
大拝殿 posted by (C)葱

こちらは静岡県の浅間神社。
ほんともうどうしようも無いくらい普通の写真で、見るべき所がありません。

私はこの写真撮った後、「一眼レフは向いてないな」と自信を無くしたものであります。

結局はカメラやレンズの性能なんかより、「発見する力」が最も大事なのであります。
“人とは違った写真が撮れる”これが写真の最も面白い部分であります。


では、例えばどんな風に撮れば良いのかと言いますと。


一夜城
一夜城 posted by (C)葱

こちらは岐阜県の一夜城。
石碑を超ローアングルで撮る事によってお城を入れる事ができました。
なんとなくパンフにも使えそうなアングルにも見えます。



平等院鳳凰堂
平等院鳳凰堂 posted by (C)葱

こちらは京都の平等院鳳凰堂。
10円玉に描かれる、あのアングルで撮るのが恒例なのですが、あえて空をベースに撮ってみました。
なんとなく清々しくって面白い感じがします。



見上げる階段
見上げる階段 posted by (C)葱

こちらは建物の内部になってしまいますが、名古屋城の階段。



ということで、普通に外から建物全体を撮ると、イマイチ面白さに欠けてしまうと思います。「ここに行きました」という報告は、他人が見ても面白く無いかもしれません。できればそこに一工夫あった方が面白いのではと思うのであります。

皆さんも名所で一工夫してみてはいかがでしょうか。
理想の写真が撮れる本 撮影シチュエーション満載理想の写真が撮れる本 撮影シチュエーション満載
著者:渡辺 慎一
ワークスコーポレーション(2010-10-23)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

mixiチェック