葱ブロ/写真日記

EOS40Dを持って写真を撮っては報告するブログです。
ノッてくると全く関係無い話をします。

撮影方法

マクロレンズでの撮影方法 - 第七回:応用編

第一回第二回第三回第四回第五回第六回第七回

最後は応用編です。

ここまでやればマクロレンズ1本で表現の幅が広がったはずです。
最後は私が撮ったマクロ写真を1つ1つ自画自賛して締めくくりにしたいと思います。

冷ややかな目で見られればマクロマスターです。
おめでとうございます。

火炎放射
火炎放射 posted by (C)葱

薔薇の写真なのですが、マクロレンズなのに一歩引いてますね。ポイントアップです。更に背景に玉ボケを持ってきています。更にポイント倍です。クイズダービーで言うと篠沢教授並みです。

しかも「火炎放射」というタイトルで花が火を放っているかのように表現した所で、はらたいら並みになります。



幻想世界
幻想世界 posted by (C)葱

雨上がりの早朝にシベを狙って撮ったクローズアップ写真。被写体が最高に面白いと感じたので、こういう場合は寄って寄っての撮影が生きます。

特徴的なのは右上の玉ボケ。
ここにこれが無いと、クリープの入っていないコーヒーのようになります。

綺麗な部分だけでは無く、無駄になる空間をどう埋めるかが重要だと思います。



おさんぽ
おさんぽ posted by (C)葱

非常に小さな虫にフォーカスをあてた、シンプルな写真です。
三分割法によって、主体を右下に持ってきている為、全く違和感がありません。このような小さな虫なのに、なぜか存在感があります。

つまり構図さえしっかりしていれば、主体をアップにする必要は無いということです。

加えて背景の玉ボケ。
西部警察で大門が最後に登場して大活躍するくらい王道です。

あえて言うならこの写真には色が足りないと思います。
最後の最後で石原裕次郎が出てくると思ったら、石原良純のストップモーションでエンディングといった感じで、何かが足りないのです。



コスモスと蝶
コスモスと蝶 posted by (C)葱

こちらの写真の特徴としては、大胆な前ボケを狙った前景のコスモスでしょう。
なぜこのシルエットだけでコスモスと分かるのか、それは背景にクッキリ写ったコスモスがあるからです。

この前景のコスモスは、まるで吉田栄作がツーブロックであることが当たり前かのような、それくらい王道な撮り方だと思います。

そしてプラスポイントとしては、主体として蝶が入っている事でしょうか。これは吉田栄作が渡米する際に「俺は絶対ジャンボになってやる」と言ったくらいポイントが高くなります。



アグロステンマ
アグロステンマ posted by (C)葱

最後はごくごくありふれた花に虫が付いているという写真。

一歩引いて撮っている所がポイントですね。主体の虫にアップしないところは上記にもあった通りでポイントアップです。ナイトライダーでデボンの偽物が出てきたくらいの衝撃です。

更に背景に白い花をボカして持ってきています。手前の花の色とは別の色にすることで際だってきています。小室哲哉が歌うCDを初めて聴いた時くらいのインパクトがあります。



ということで、講座の最後が本当にコレで良いのかどうかは別として、これからも色々な発見があると思っています。
七回に渡って書いた内容以外にも色々あると思います。
マクロ撮影に限りませんが、気づくか気づかないか、これが非常に大きなウエイトを占めています。

色々なものに気づいて失敗を繰り返す事が上達の近道だと思います。
最後はロシアの思想家、ドストエフネギー(1977〜)の言葉を引用して最後にしたいと思います。

驚く写真を撮るチャンスは皆にある。
         撮れないのは、ただ見逃しているだけである。
フョードル・ドストエフネギー

マクロの無駄撮り、それは奇跡への第一歩である
フョードル・ドストエフネギー


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マクロレンズでの撮影方法 - 第六回:風景を撮る

第一回第二回第三回第四回第五回第六回第七回

マクロで風景写真!?

と思ってしまいますが、意外に撮れます。
私のマクロレンズは「EF-S60mm F2.8 マクロ USM」ということで、60mm単焦点レンズです。35mm換算では96mm相当です。
つまり中望遠の普通のレンズとしても利用できるのです。

サンプル画像を見てみましょう。

軒先
軒先 posted by (C)葱


山脈
山脈 posted by (C)葱


天龍寺庭園
天龍寺庭園 posted by (C)葱


絵画
絵画 posted by (C)葱


いかがでしょうか。
風景を撮るのに気を付ける事は特に無いのですが、60mm(96mm)単焦点なので、距離感を掴んでおかないと、ファインダーを覗いたら意外にズームになりすぎている事に気づいて、後ろにズルズル下がり続ける事になります。

ということで今回のポイントは

・マクロレンズは風景も撮れる

となります。

小さなマクロレンズでおしゃれに風景撮りなんて、格好いいのではないでしょうか。
そんなことは無いですね。

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マクロレンズでの撮影方法 - 第五回:一歩引こう

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マクロ撮影も既に幅が広がったと思います。

色々なクローズアップ写真で新しい世界が広がっていると思いますが、ここからはクローズアップから一歩引いたお話をしてみたいと思います。

マクロレンズは寄った撮影ができるのが大きな特徴ですが、寄ってばかりいると単調な写真になりやすいです。実は一歩引いてみた方が特徴や雰囲気が掴めたりします。

色々やってみて私が気づいた所では、一歩引く事で新しいマクロの世界が広がる事に間違いは無いということです。

実際に撮ってみた写真を載せてみます。

ひっそりと
ひっそりと posted by (C)葱


春の薔薇
春の薔薇 posted by (C)葱


紫陽花
紫陽花 posted by (C)葱


吐息
吐息 posted by (C)葱


いかがでしょうか。
クローズアップばかりだと紫陽花や薔薇など割と大きな花は撮りようがなくなってしまいます。ネタ切れになった場合、紫陽花やら薔薇に起こる“奇跡”をひたすら待ち続けないといけなくなってしまいます。

しかし一歩引くと周りの風景も入ってくるので、表現の幅が広がるという具合です。
ここで背景を駆使して様々な表現をしていくというのが楽しさの一つでもあります。

ということで今回の内容では以下が大事です。

・押してダメなら引いてみな

マクロなのに一歩引くというギャップに酔いしれては如何でしょうか。

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マクロレンズでの撮影方法 - 第四回:マクロの構図

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構図というと「三分割法」やら「黄金分割法」やらがありますが、それはそれで覚えておく必要はあります。
マクロレンズでの構図となると大事なのは「小さな世界での驚くような構図」があると思います。

そもそも誰でも撮れる構図というのは常に先駆者がいるのです。難しい撮影方法は自然とライバルも少なくなり、面白い写真が量産できるようになると思います。

その上で必須なのが「虫目線」、コレです。

花やら虫やらアオリの構図で、下から見上げて撮ってみるというのを是非やってみて頂きたいと思います。

最初に言っておきますが、三脚を使わない者にとって虫目線での撮影は、非常に苦しく大変な作業です。「想像を絶する構図に挑んで、撮影中に窒息死するならそれでもいい」というプロが多いというのは、マクロ写真業界ではとても有名です。


いや、それはウソです。

「へぇ、そうなのか」と少しでも思った方は、電話で話しているその人が本当に自分の旦那や息子なのかを確かめた方が良いでしょう。


私はいつも撮影後の息止めから解放された時に「プハァ!」と生命の危機を感じる事もしばしばだったので、つい脅してみたくなっただけです。

ということで、アオリの構図で撮っているサンプルは以下のような写真です。

てんとうむし(レタッチ)
てんとうむし(レタッチ) posted by (C)葱


踊る花
踊る花 posted by (C)葱


ひとりぼっち
ひとりぼっち posted by (C)葱


天に昇る藤
天に昇る藤 posted by (C)葱


意外にアオリに見えなかったりもしますが、当人は非常に苦労していますのでよく覚えています。
とにかく地べたにカメラを持って行き見上げるのです。するとファインダーが覗けないので非常に苦労します。EOS 40Dなどの機種は液晶を見ながら撮影ができますので、その辺りの機能を是非使いたい所です。

とは言え、肝心の液晶画面が人間の方を向かないので、結局ピントを合わせるのが非常に難しいです。AFを使っても良いのですが、やはり浅く狙う場合はMF意外は使えないと思って間違いありません。

尚、液晶が動くタイプの一眼レフは、きっと簡単に凄い場所からの撮影ができるんだと思います。羨ましいですが、買うのを待っているわけにはいきません。是非今の機種でチャレンジしてみてください。

今回マスターできたのは以下の通り。

・驚くような構図で撮る

マクロ撮影では必ず通る道です。基本を抑える為にもやっておきましょう。

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マクロレンズでの撮影方法 - 第三回:背景を考える

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“虫を入れての撮影”いかがでしょうか。
正直これもすぐ飽きてしまうのではないでしょうか。

なぜか。

撮っている虫はたいてい蜂、虻、蝶、トンボ、コガネムシなどこれもよくいる虫ばかりです。虫をクローズアップで撮る事で、花だけ撮ったよりは面白さは増しますが、何か物足りません。

そこで今度は背景を考えてみましょう。

「マクロで寄って撮るのだから背景は関係無いのでは」と思ってしまいますが、画面いっぱいに花を見せるだけでは誰でも撮れてしまうので、やはり背景を見せる構図というものを考えた方が良いのです。

また背景を入れる場合、その背景をはっきり見せたいのか、ボカしたいのか色々な場合があると思います。よって、それぞれの背景のバリエーションごとに、F値をどう操作すべきかも書いてみたいと思います。言わずもがなですが、撮影モードは絞り優先AE(AvとかAモード)とします。


■風景を入れる

紫陽花と水車
紫陽花と水車 posted by (C)葱


小京都の花
小京都の花 posted by (C)葱


なかなか花の背景に風景を入れるといった必要性が無い事が多いのですが、雰囲気を見せる為に入れる場合はあります。

背後まである程度見えなければ背景を入れる意味が無くなるので、場合によりますが、F値は多少絞った方が良いと思います。被写界深度を深くして遠くのものまである程度見えるようにするのがここの目的となります。




■同じ花を入れる

幻想
幻想 posted by (C)葱


モジャモジャ畑
モジャモジャ畑 posted by (C)葱


白梅
白梅 posted by (C)葱


同じ種類の花を空いたスペースに入れてボカすと、「ああ、後ろにも同じ花があるんだな」と分かります。これを利用して同系色の柔らかい雰囲気を出すのも手だと思います。

撮影時のF値は、背後に来る「花の大きさ」や「距離」によって変える必要があると思います。
例えば“遠くの花”を背景にのせるのであれば絞る必要がありますし、“遠くにある大きな花”の場合は開放に近くてもシルエットが出るかもしれません。
大抵の場合、“すぐ後ろにある花”だと思います。その場合は開放か、少し絞った方が良いかもしれません。この辺りは感覚を身につける方が良いと思います。




■別の色を重ねる

バーベナ・タピアン
バーベナ・タピアン posted by (C)葱


飛燕草
飛燕草 posted by (C)葱


背景に別の色の花や緑で埋める事で、主体を引き立たせます。先程の「同じ物を入れる」が同系色だったのに対し、こちらは別の色ということになります。

基本的に大きくボカして前景を引き立たせる目的なので、F値は開放に近い方が良いと思います。




■玉ボケを入れる

吟味中
吟味中 posted by (C)葱


キラキラ
キラキラ posted by (C)葱


花の煙
花の煙 posted by (C)葱


こちらは私のお得意の分野です。
背後に光源を入れて玉ボケを作り、ホワホワ感を出します。
玉ボケの作り方についてはこちらをご参照頂ければと思います。

F値に関しては大きな玉ボケを作る場合は開放、小さい玉ボケを作る場合は絞る形で覚えていれば良いのかと思います。

玉ボケは必ずしもファインダーで覗いて見える玉とは違った形で写真になりますので、液晶画面でよく確認し自分の狙っている玉の大きさを確認しながら撮るのが良いかと思います。


ということで、今回マスターしたのは以下の通りです。

・背景をどう工夫するのか。
・目的に応じてF値をどう操作するのか。


だんだんマクロレンズで様々なパターンが撮れるようになってきました。

ここまで来るとマクロ撮影が楽しくなって来ませんか。
「オラ、つえーヤツを見るとワクワクするだ」くらいの気持ちで取りかかって頂ければ良いのかと思います。

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プロフィール
東京在住のしがないサラリーマン。体は大人、頭脳は子供の精神でここまで生き延びる。2006年、コンデジに限界を感じ一眼レフに転向。2007年EOS 40Dを購入し、出向いた先々で写真を撮ってみたりする。メインの被写体は花。花以外も撮れるものはみんな撮る方向。
自分の出せる精一杯の技術で世界一くだらない事をしたい派。
→プロフィール詳細

■過去のレッスン系記事

 素人写真講座 1回目
 素人写真講座 2回目
 素人写真講座 3回目
 素人写真講座 4回目
 素人写真講座 5回目
 玉ボケの作り方
 ミニチュア風写真の作り方
 レタッチについて

 マクロ講座 1回目
 マクロ講座 2回目
 マクロ講座 3回目
 マクロ講座 4回目
 マクロ講座 5回目
 マクロ講座 6回目
 マクロ講座 7回目

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