
土木業に従事しているのですが、(中略)現況写真を撮る手伝いとのことでした。(中略)万一撮影する場合って何に気をつければいいでしょうか?
建築現場の現況写真に芸術性入れたらダメですからね。
露出補正とかホワイトバランスとか気をつける所はほぼ無いですから。
「うわー、このベタ基礎撮るの上手だね」とか「マクロでホゾを撮らせたらプロだね」とかそういうの無いですからね。
写真って色々な用途がありますよね。
このブログに来る皆さんは、きっと「芸術性に富んだ写真を自分で撮りたい!」そう思ってると思います。決して「くだらない失敗談を見てニヤニヤしてやろう」なんて方はおられないと思います。
でもそこいらにある商業誌なんか見てみますと、重要なのは文章で、写真はオマケになってますよね。ですから商業誌向けであれば、あまり芸術性に富んだ写真は必要無いと思います。
たまに写真雑誌に「これがプロ?」って写真が載ってると思いますけど、そっちの方が需要があるんですよね。
そして最も重要なのが「クライアントの要望に沿った写真がすぐ撮れるか」って事でしょうね。
これ実際に言われると分かりますよ。
私は福岡に行ったときに「福岡らしい写真って撮れます?」って言われたんですけど、難しくて断念しましたね。
花写真ばっかり撮ってる私に、いきなり花以外のお題が出ちゃいましたからね。
「そうきたか」って思っちゃいましたからね。
冒頭のお話の場合は建築現場での現況写真ですから、建築屋から見れば「しっかりやりました」という証明にもなりますし、施主から見れば「ここの壁の裏が知りたい」なんて時にも役立ちますよね。
そういう要望を考えると、とにかくムラ無く撮りまくる事が重要なんだと思います。
まあでもその中で、キラりと光る大工写真なんてのがあってもいいとは思いますね。
その場合はスナップ写真の要領になりますので、花写真なんかよりは難しい部類になると思います。
スナップ写真が難しい理由はコミュニケーションが重要だからですね。
人が主体なので、その主体と話さなければいけないわけです。単に話すだけじゃなく、笑わせる技術も必要な事が多くなると思います。
そういう心理的な負担と、話しながらもしっかり写真を撮る技術を駆使するなど、こういう面から「スナップ写真は難しい」と考えてます。
スナップっぽいのが撮りたい場合は、是非現場の人がいる時に撮って欲しいなと思いますね。
ということで写真の方を。
本日は昨日の続きでハウステンボス写真の方を。

暗黒の要塞 posted by (C)葱
天気悪かったんですよね。でもこの塔は撮らなきゃ意味ないですからね。

快晴 posted by (C)葱
で、ちょっとだけ晴れたんですよ。
曇りと晴れで結構顔が違って見えますよね。

いい音そうなベル posted by (C)葱
ハンドベルってやつですかね。

ジオン軍 posted by (C)葱
風車がジオン軍ですよ。「ドムが攻めてきた!」みたいな感じですよね。

イジメ posted by (C)葱
めっちゃ優雅な庭園だったんですけどね。このオブジェがいじめにしか見えなくて台無しでした。
ということで、新しくなったハウステンボスも一度行ってみたいですね。

著者:澤田 秀雄
小学館(2012-09-25)
販売元:Amazon.co.jp
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