そいや高校生の頃だったか、漫画を書く為の道具を一式揃えた事があるんですよ。
原稿用紙は勿論、丸ペン、Gペン、インク、スクリーントーン、トーンカッター、ヘラ等々、一式揃えたんですよ。

とりあえず漫画でよく見る「スクリーントーン」ってのを、一体どうやって使ってるのかが知りたくて、適当に絵を描いて説明文見ながら使ってみたんですよ。

あのトーンってのは透明のシートのシールなんですよ。で、描いた絵の上にスクリーントーンを直に乗せて、そのままラインに沿ってカッターで切るんですよ。

なんかその手法が「ええ!?こんな感じなの!?」って強烈に思った記憶がありますね。

だって、せっかく描いた絵にナイフ突き立てるわけですからね。力加減によっては原稿用紙が傷つきそうになるわけですよ。
その上、一度貼った場所に修正のペンを入れたい時は、トーンを剥がさないと出来ないじゃないですか。
もう「なんだこりゃ!」って思った上に「絵を描くのとは違う技術だな」と思ったら、やる気が無くなっちゃいましてね。

結局PCで信長の野望やってた方が楽しかったんですよね。

ここが楽しければ私も今頃は「葱画伯」とか呼ばれてたかもしれないですよ。
ボブ・ロスみたいに「ね、簡単でしょ」とか言いながら漫画描いてる動画をYouTubeにアップロードしてたかもしれないですよ。

まあそれ以外でも「Gペン」みたいな万年筆っぽいのもハードルが高かったですね。

「この固いペン先で、どうやって線の強弱を付けるのか」

これが論理的に分からなかったですよ。
ペン先を強く紙に当てると太い線が描けるらしいのですが、どうやっても原稿用紙を“掘っちゃう”感じになるんですよね。ゴリゴリって。

結局「ポールペンでいいや」ってなっちゃうんですよ。


やっぱりカメラもそうですけど、まず道具に慣れるかが重要なポイントだと思いますね。

カメラのレンズばっかり買ってる人なんかは、道具に慣れる前に次の道具揃えちゃってるわけですから、漫画で言えばペンばっかり買ってるようなもんじゃないですかね。

「このペンなら描ける」→「やっぱりだめだ」→「これならどうか」

これの繰り返しになってる気がしますね。


重要なのはレンズじゃないんですよ。撮る事なんです。


今いいこと言いましたよ。もう一度言いますよ。
レンズを揃えるよりも撮る事が大事なんです。


じゃ、いつ撮るのか!
いまで…(省略されました。)



では写真の方を。



本日は同じ主体で何カットも撮った場合の例を見ていきたいと思います。
主体は梅の花。全く同じ梅の花を主体に4シーンを載せてみます。

淡く淡く
淡く淡く posted by (C)葱

こんな感じの主体です。三分割法に則った構図ですが、上が寂しいですよね。
多分コレがベストじゃないってのはおわかり頂けると思います。



咲き始め
咲き始め posted by (C)葱

少しクローズアップして、余計な所が入らないようにしてみました。主体と背景が合わさって面白い感じではありますが、逆に下側が寂しくなってしまいましたね。



桃色の花
桃色の花 posted by (C)葱

それならばと、クローズアップしたまま下は主体で埋めて、上は背景の色を入れてみました。絵的に「面白い!」って感じはありませんが、無難な感じだと思います。



赤い玉と
赤い玉と posted by (C)葱

その上で横構図で引いて撮ったこの絵の方が、なんとなく面白い気はしますね。
背景のボケと相まってお椀のような枝振りが想像できると思います。

こういう例を見ていると、やっぱり1シーンを何カットも撮ってハイ終わりじゃなく、何シーンも撮っておいた方がいいってのが分かるかと思います。



可憐な一輪
可憐な一輪 posted by (C)葱

最後は全く関係ない梅写真を一枚。シンプルが一番ですね。



ということで、皆さんも1つの主体で何シーンも撮ってみて下さいね。
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