私が写真初めて最初の頃に使っていた「livedoorPICS」が2013年9月で終了するそうです。
ブログとかそういう方に注力するんだそうですよ。

で、このlivedoorPICSには「トリカタ」みたいな事を書ける機能があるのですが、私が1つだけ書いたマクロレンズでの撮り方をブログの方に移行しておこうと思います。

今日はそんな感じで。

マクロレンズとは?

ヒップラインマクロレンズで撮れる風景は、右の画像のようにクローズアップして撮る事ができるレンズです。特に花などは普段見ないような部分を画面いっぱいに撮る事ができるので、身近な風景をカラフルで楽しい絵にすることができます。


早速撮ってみよう!

細かい手順なんかありません。とにかくどんどん撮る事が最も上達の早い方法です。
マクロレンズは先に述べた通り、身近な花などを普段見ない光景に仕上げる事ができます。ですので、レンズの向ける先はなるべく面白くなる方向から見る事が重要です。

つまり人間の目線で、上から下を見るような単純なクローズアップ写真だと驚きが少ないという事になります。


桃色の世界どうですか。多少ボケも入っているので、幻想的なイメージではありますが、驚く程「凄い!」という感じもしません。つまり工夫が足りないのです。

まずは今まで見たことが無いようなアングルを探して下さい。最初の写真の場合は、鉢植えのアネモネを下から上に覗き込んで撮影しました。太陽光を透かして明暗をハッキリと付けたら、なんともセクシーなヒップに仕上がりましたね。


最も重要なのは驚くような絵ができるアングル。そして余計なモノを排除するフレーミング。
この2つだけで写真は驚く程上達します。


ちょっとしたマクロ撮影テクニック1「連続撮影」

とは言え、マクロ撮影と言えばピントの合う位置も狭い為、「三脚を使って物々しい撮影になるからちょっと…」と思う方もおられるかもしれません。

私がマクロ撮影する時は、90%手持ち撮影です。三脚を持つのも仕掛けるのも大げさであまり好きでは無いのがその理由です。

そこで多用するのが「連続撮影」です。そんな機能付いて無かったらゴメンナサイ。私が所有するEOS 7Dなどでは毎秒8コマの撮影が可能です。ちょっと多すぎなくらいですが、F2.8などで行うマクロ撮影などでは、微妙に意図した主体からピントがズレる事も多いです。そこでこの連続撮影機能で「下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる」の精神で連射すれば、だいたいフォロー可能です。


ちょっとしたマクロ撮影テクニック2「左手より体を動かす」

マクロ撮影ではレンズのモードはMFにするのが基本ですので、必ず左手でピントリングを操作する事になります。ピントの合う範囲が狭く、左手は小刻みに右へ左へと回しながら、ベストなピント位置が来るまでイライラすることも多いです。またいざ撮影の時になって、ほんの少し動いた為にピントがズレる事もあります。

そこで前述の連続撮影をしながら、気持ち体を前後させて撮影します。連続撮影中のファインダー内では、一瞬しか像が見えませんのでピントが合っているかの確認はできません。「こりゃ間違いなく合っているだろう」という位置でほんの少し体を動かして撮影してみてください。


ちょっとしたマクロ撮影テクニック3「窒息撮影」

上記2つの状態になった時は、息をしないのが基本であります。習字の時間を思い出して下さい。筆を持って半紙に字を書く時は息を止めるのです。手持ちマクロ撮影の基本であります。また集中力も増します。「ボクはこんな事で死なないんだ」そう思う気持ちがアナタをきっと強くします。


参考マクロ写真

上記の撮影方法で、人とは少し違う視点から様々な花を撮ってみた参考写真を載せておきます。「そうか、そういう所から覗けばいいのか」など、少しでも参考になれば幸いです。

一輪の雪柳
一輪の雪柳 posted by (C)葱


キラキラと
キラキラと posted by (C)葱


ほんのり
ほんのり posted by (C)葱


雨色の花
雨色の花 posted by (C)葱


ファンタジー
ファンタジー posted by (C)葱


最後に

マクロに限らず、写真は常にフレーミングが全てです。F値や露出補正にこだわり過ぎて、全然面白みの無い場所を適正露出で撮っていても全く無意味です。どこから覗いてみると面白い風景が眠っているのか。それを発見するのが写真の面白い所です。

楽しい撮影を心がけて、長い付き合いのできる趣味にしてくださいね。
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