先日、iPhoneアプリで本買ったんですよ。「35歳から伸びる人、落ちる人」とか、ガンダム世代にグッと来るキャッチーなタイトルだったので85円で買っちゃったんですけどね。

まあ当たり障りのないいい事言ってるのですが、「若い頃に○歳になったらこうなる、○歳になったらこうする、といった明確なビジョンを持っていた人はみんな成功している。だからしっかりビジョンを持て。」といったような事が冒頭の論調なんですよ。

で、実際の成功者の名前を出して「この人は25歳にしてビジョンを描いていた。」「この人もそうだ。」みたいに紹介してるのですが、これは「買わないと当たらない宝くじ」のと一緒だと思うんですよね。

3億当たった人に聞いたら全員「毎回宝くじを買ってました」って言うと思うんですよ。
ここは逆に、同じビジョンを描いたのに夢破れた無数の人が、一体どこで失敗したのかを書いた方が納得できると思うんです。

そんなことを途中でふと思ったら、アプリをそっと閉じてしまいました。


まあでもこの本の冒頭にもあったのですが、今35歳というのは不遇な年齢ですよ。

学生時代は同年代が多い、つまりライバルが多く、大学を卒業したら就職氷河期。
就職してから現在までもれなく不況。ボーナス○ヶ月なんて夢のまた夢。
将来は年金も貰えるか分からない。

ホームアローンの泥棒くらいついてないですよね。


でもその分、仕事上での野心とか全くないので、家庭に密着した生活ができれば本望ですね。
こりゃいよいよ「日本油売り協会」が動き出す時が来たかもしれませんね。
会長として頑張って行きたいと思いますよ。


ということで中高年に絶望の光が見えた所で写真の方を。


本日は印象的なボケ。
一眼レフってのは基本的にボケとの戦いです。コンデジではピンボケを無くす為、なるべくパンフォーカスで撮れるようになっていますが、一眼レフではボケは友達です。
「ボールは友達」と、かの有名なキャプテン翼も申しておりました。ボケは友達です。


甘くなれ
甘くなれ posted by (C)葱

柿。背景の玉ボケが爽やかですよね。



流れゆく
流れゆく posted by (C)葱

これがまた妙なボケですよね。いい位置に植物があっただけなのですが、こういうボケを掴むにはファインダーを覗きまくる他に無いと思います。



秋桜の灯り
秋桜の灯り posted by (C)葱

こちらは花の色を使った玉ボケ。主体に合わせる事で印象的になります。



立ち上る
立ち上る posted by (C)葱

こちらは雑誌のコンテストにも入賞した玉ボケ。玉ボケがいい配置になってますよね。



ということで、面白いボケはどこにでもあります。
どれだけファインダーを覗くかだけが重要だと思います。是非面白いボケを撮ってみて下さい。
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著者:Martin Edge
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