やっぱり何でも最初にやった人が勝ちですよね。

例えば「閉店セール」。

主に紳士服屋でよく見かけるのですが、大きく掲げられた「閉店」の文字に惹かれて来店してしまうという手法です。
翌週にでもなれば“開店セール”ができるくらいの模様替え程度に終わるのですが、普通のセールをするよりも来店客は多くなります。

これは人の心理を利用してるんですよ。

みなさん引っ越した時は「あ!近くに○○屋がある!」とか思いますよね。歯医者とかブティックとかケーキ屋とか、普段絶対行かないのに、近所にあると安心してしまうと思います。

店をやってる立場からすると、この安心感は来店に繋がりません。

どっちかと言うと寂れて閉店してしまう時に感じる「近くの○○屋が無くなってしまう!」という方が来店に繋がります。


これを「希少性の原理」と言います。


普段簡単に手に入れられるモノよりも、「無くなってしまう!」と思った方が来店に繋がるというわけであります。
よく見かけるのは「たまごっち入荷!50個限定!」なんていうチラシですね。これも「50個しかない!早く行かないと!」と思わせる為の希少性の原理が使われています。


まあでも私くらいになりますと、世の中全てを疑ってかかりますからね。


「閉店」とか垂れ幕があっても「改装の間違いだろ?」とか余裕出してたら本当に無くなっちゃった事も数知れません。

そもそも自分がここに居る事すらも疑っちゃいますからね。

「実は自分は居ないんじゃないの?」とか思ったらこれはシックスセンスですよね。全米大ヒット、興行収入が頂けそうです。


まあそんな感じで、皆さんも街に溢れる心理操作にダマされないように生活してくださいね。


では写真の方を。


先日も公開しましたが、動物写真に面白いタイトルを付けるのは重要だと思います。動物園の動物は、常に面白い顔や格好をしているわけではありません。

つまらない動物写真も、タイトル次第で面白くなる事も多いです。

そんな例を見て頂きたいと思います。

イエティ
イエティ posted by (C)葱

シロクマさんですね。これはタイトルというよりは、フレーミングに多少面白さがある気がします。

動物を見ると体全体を写したい所ですが、特徴的な部分だけを撮影するというのも良いと思います。



瞼の裏の大草原
瞼の裏の大草原 posted by (C)葱

この辺はまさにタイトル勝ちですよね。カンガルーはこんな格好しょっちゅうしてますからね。
そこに珍妙なタイトルを持ってくると「ああ、そんなことを思っているのかなぁ」なんて思っちゃいますよね。



「しっ!誰か来る!」
「しっ!誰か来る!」 posted by (C)葱

こちらは真剣な顔して伏せてた所を撮りました。このタイトルを付ける事で忍者のようになったかと思います。



ということで、普通の動物写真でもアイデア次第で面白くなると思います。
是非トライしてみてくださいね。
面白いほどよくわかる!心理学の本面白いほどよくわかる!心理学の本
著者:渋谷 昌三
西東社(2009-11)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

mixiチェック