人生で初めて胃カメラ飲みましたよ。
実は人間ドックの結果の中に「胆嚢ポリープ」と「胃ポリープ」ってのがありまして、要観察になっておりました。内臓に出来た“おでき”みたいなもので、持ってる人は「ああオレ5,6個あるよ」なんて事もあるのだそうです。
でまあ気味悪いものを抱えているのも嫌だなということで、神戸の赤十字病院に行ってて来たのです。先生に会って早々「胃カメラ飲む?」と忘年会誘う幹事みたいに言われたので、「飲む飲む」って言っておきました。
とりあえず胃カメラを飲むのは1週間後に決まったので、まずは胃カメラについて調べてみました。するとだいたいの感想が「二度と嫌だ」とか「気持ち悪くて仕方ない」とか「検査中はヨダレすら飲み込めない」など、とにかくしんどそうなイメージばかり。調べれば調べる程、憂鬱になりますね。

そして病院からは「同意書」なるものも頂きまして、同意しないと受ける事ができません。でもその中にも「0.007%の頻度で粘膜の損傷があるよ。それでもやる?」みたいな事が書かれています。更に不安になってきますよね。


私も1つ言えるのは、間違いなく喉の奥は人より敏感だ、ということです。親知らずを抜くのにレントゲンを撮った時も、どうしても親知らずの後ろにフィルムを置く作業が進まなくて「ダメだね」とさじを投げられた経験を持つくらいですから、胃カメラ飲むなんて夢のまた夢なのであります。


そこで私は「鎮静剤」をチョイスしてみました。


勿論これにもリスクはあり、同意書には「0.001%という頻度で呼吸が止まる、0.0001%の頻度で死んじゃう。それでもやる?」という事も書いてあります。まあ結局同意する以外無いので、ここは勇気を出してレッツチャレンジであります。アンパンマンも“勇気だけが友達”って言ってるくらいですからね。友達作ろうよアンパンマン。


しかし振り返って考えてみると、この鎮静剤でのリスクは教えてくれるのですが、99.999%で無事に終わる場合、鎮静剤で自分がどうなるのかを誰も説明して貰えなかったですね。

私は勝手に「意識のある状態で痛みが無く胃カメラ飲めるのかな」とか考えていたら、気が付いたら胃カメラ終わってました。

凄いですよね、鎮静剤って。注射の後、一瞬で眠くなって、気が付いたら全部終わってました。

例えば鎮静剤使って全然違う所に連れて行かれて「やっと目覚められましたか。今は西暦2810年、アナタがおられた地球(?)という星に似た環境のe-01という所にある診療所です。おっと、まだ動かないで。安静にしてて下さいよ。」とか言われても信じちゃいそうですよね。


ちなみにその後、お医者さんと撮影した写真見た結果、「綺麗な胃ですね。異常無いです」という事で終わりました。


どうやら今日も健康です。
なぜ、「これ」は健康にいいのか?なぜ、「これ」は健康にいいのか?
著者:小林弘幸
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