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“虫を入れての撮影”いかがでしょうか。
正直これもすぐ飽きてしまうのではないでしょうか。

なぜか。

撮っている虫はたいてい蜂、虻、蝶、トンボ、コガネムシなどこれもよくいる虫ばかりです。虫をクローズアップで撮る事で、花だけ撮ったよりは面白さは増しますが、何か物足りません。

そこで今度は背景を考えてみましょう。

「マクロで寄って撮るのだから背景は関係無いのでは」と思ってしまいますが、画面いっぱいに花を見せるだけでは誰でも撮れてしまうので、やはり背景を見せる構図というものを考えた方が良いのです。

また背景を入れる場合、その背景をはっきり見せたいのか、ボカしたいのか色々な場合があると思います。よって、それぞれの背景のバリエーションごとに、F値をどう操作すべきかも書いてみたいと思います。言わずもがなですが、撮影モードは絞り優先AE(AvとかAモード)とします。


■風景を入れる

紫陽花と水車
紫陽花と水車 posted by (C)葱


小京都の花
小京都の花 posted by (C)葱


なかなか花の背景に風景を入れるといった必要性が無い事が多いのですが、雰囲気を見せる為に入れる場合はあります。

背後まである程度見えなければ背景を入れる意味が無くなるので、場合によりますが、F値は多少絞った方が良いと思います。被写界深度を深くして遠くのものまである程度見えるようにするのがここの目的となります。




■同じ花を入れる

幻想
幻想 posted by (C)葱


モジャモジャ畑
モジャモジャ畑 posted by (C)葱


白梅
白梅 posted by (C)葱


同じ種類の花を空いたスペースに入れてボカすと、「ああ、後ろにも同じ花があるんだな」と分かります。これを利用して同系色の柔らかい雰囲気を出すのも手だと思います。

撮影時のF値は、背後に来る「花の大きさ」や「距離」によって変える必要があると思います。
例えば“遠くの花”を背景にのせるのであれば絞る必要がありますし、“遠くにある大きな花”の場合は開放に近くてもシルエットが出るかもしれません。
大抵の場合、“すぐ後ろにある花”だと思います。その場合は開放か、少し絞った方が良いかもしれません。この辺りは感覚を身につける方が良いと思います。




■別の色を重ねる

バーベナ・タピアン
バーベナ・タピアン posted by (C)葱


飛燕草
飛燕草 posted by (C)葱


背景に別の色の花や緑で埋める事で、主体を引き立たせます。先程の「同じ物を入れる」が同系色だったのに対し、こちらは別の色ということになります。

基本的に大きくボカして前景を引き立たせる目的なので、F値は開放に近い方が良いと思います。




■玉ボケを入れる

吟味中
吟味中 posted by (C)葱


キラキラ
キラキラ posted by (C)葱


花の煙
花の煙 posted by (C)葱


こちらは私のお得意の分野です。
背後に光源を入れて玉ボケを作り、ホワホワ感を出します。
玉ボケの作り方についてはこちらをご参照頂ければと思います。

F値に関しては大きな玉ボケを作る場合は開放、小さい玉ボケを作る場合は絞る形で覚えていれば良いのかと思います。

玉ボケは必ずしもファインダーで覗いて見える玉とは違った形で写真になりますので、液晶画面でよく確認し自分の狙っている玉の大きさを確認しながら撮るのが良いかと思います。


ということで、今回マスターしたのは以下の通りです。

・背景をどう工夫するのか。
・目的に応じてF値をどう操作するのか。


だんだんマクロレンズで様々なパターンが撮れるようになってきました。

ここまで来るとマクロ撮影が楽しくなって来ませんか。
「オラ、つえーヤツを見るとワクワクするだ」くらいの気持ちで取りかかって頂ければ良いのかと思います。

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