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第四回は「絞り優先AE」です。

第一回で一眼レフの良いところは「ボケ味が多い」と書きました。なぜボケていると良いのかについては、おそらく人の見た目に近いから、ということも書きました。

そこで考えつくのは、そのボケ味を簡単にコントロールして撮ることができないか、という事です。

その疑問を解決するのが「絞り優先AE」という撮影モードです。
第一回でF値とか面倒な話はしないとしながらも、ボケ味のお話になってくると、どうしても絞り値(F値)のお話になってしまいます。
あまり難しいお話をして混乱するのも良くありません。よってここでは

絞り優先AEにすれば、ボケ味が自由にコントロールできる

と言い切ってしまいます。

絞り優先AEは各カメラの「Av」とか「A」とか書かれています。
そういう切り替えが無いタイプのコンデジなどは設定できないと思います。諦めましょう。

ちなみに「Tv」とか「T」とか書かれているのがシャッター速度優先AEです。誰でも扱えるのが「P」プログラムAEです。素人には扱いにくいのが「M」マニュアルです。

この並びを見るとだいたい解るのですが、表にまとめてみます。

モードシャッター速度絞り
P(プログラムAE)自動自動
Tv(シャッター速度優先AE)手動自動
Av(絞り優先AE)自動手動
M(マニュアル)手動手動


「P」以外は難しそうに見えましたが、実は「シャッター速度」と「絞り」のどちらかを自動で設定してくれるだけということがわかります。
ちなみにこれらの切り替えスイッチが無い場合は、内部的に「P」モードになっているのが一般的です。

最近ではコンデジでも絞り優先が付いているものもありますので、「Av」や「A」があれば率先して使ってみましょう。

では絞り優先モードとした時に、設定値は何にすれば良いかを書いてみます。
解りやすく書いてしまえば

F値を低くすればするほど背景はボケ、高くすれば全体にピントが合う

となります。

余談ですが、こぞって絞り優先AEを使う事を嘆くプロの方もいます。「今撮っている写真のシャッター速度も解らずに使っているのに驚いた」なんて事を言われたりします。
確かに現場に合ったシャッター速度を熟知することも重要ですが、素人にそんなこと言われても困ります。「コンデジには無いボケ味を楽しみたいから絞り優先AEを使ってます」で良いと思います。

ということで定番のサンプル写真です。
テーブルに買いたてのフィギュアを3つ置いてみました。

01_F2.8○_8分の1秒F2.8 1/8秒
04_F4.0○_4分の1秒F4.0 1/4秒
07_F5.7○_2分の1秒F5.7 1/2秒
10_F8.0○_1秒F8.0 1秒
13_F11.3○_2秒F11.3 2秒
16_F16.0○_4秒F16.0 4秒
19_F22.6○_8秒F22.6 8秒
22_F32.0○_15秒F32.0 15秒


どうでしょう。
F2.8ではアヒルちゃんがほとんど見えませんが、F32では恥ずかしいくらい見えてます。

一応露光時間も書いていますが、これは明るさに応じてカメラが勝手に決めてくれます。

念のため全ての設定で撮ってみました。

こちらが全ての設定におけるボケ味の変化となります。
ご参考まで。

01_F2.8○_8分の1秒F2.8 1/8秒
02_F3.2_6分の1秒F3.2 1/6秒
03_F3.5_5分の1秒F3.5 1/5秒
04_F4.0○_4分の1秒F4.0 1/4秒
05_F4.6_3.3分の1秒F4.6 1/3.3秒
06_F5.0_2.5分の1秒F5.0 1/2.5秒
07_F5.7○_2分の1秒F5.7 1/2秒
08_F6.4_1.7分の1秒F6.4 1/1.7秒
09_F7.0_1秒F7.0 1秒
10_F8.0○_1秒F8.0 1秒
11_F9.1_1.3秒F9.1 1.3秒
12_F9.9_1.6秒F9.9 1.6秒
13_F11.3○_2秒F11.3 2秒
14_F12.9_2.5秒F12.9 2.5秒
15_F14.0_3.2秒F14.0 3.2秒
16_F16.0○_4秒F16.0 4秒
17_F18.2_5秒F18.2 5秒
18_F19.9_6秒F19.9 6秒
19_F22.6○_8秒F22.6 8秒
20_F25.8_10秒F25.8 10秒
21_F28.1_15秒F28.1 15秒
22_F32.0○_15秒F32.0 15秒

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著者:杉本 恭子
販売元:永岡書店
発売日:2003-10
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