第一回 → 第二回 → 第三回 → 第四回 → 第五回
第二回は構図です。楳図かずおと似ていますが関係はありません。
コンデジだろうと一眼レフだろうと構図がしっかりしていないと写真は良くなりません。
私としてはボケ味は一眼レフが勝手に付けてくれますし、シャッタースピードも気にせず、F値なんかもやりたきゃ変えればいいだけで、ずっとF8やF5.6とかでも構わないと思っています。一番重要なのは構図です。
綺麗に撮るのは後から付いて来ます。それよりも人の考えつかない構図は驚きがありますし、インパクトもあります。
もちろん手ブレを起こしにくい撮り方とか、ピントの合わせ方とか基本中の基本は本でも読んで下さい。
早速サンプルをまじえて解説してみます。
ダメサンプル1

大分空港近くのホバークラフトです。上の写真は非常によく見かける写真です。私は「浮かれ写真」と命名しております。
「わー、すごーい」と思って最初に撮るのが上の写真です。
素人なので事前の調査などは一切しません。ただそこにホバークラフトがあるという情報だけで向かいますので、ファーストインパクトが強すぎ、何も考えずに撮ってしまうと自己分析しております。
こういう写真はホバークラフトがそこに存在した事は理解できますが、その印象が全く伝わりません。
そこで下の写真のようなホバー部分の最も特徴ある所のみフレームに入れて撮影します。
これで一体何がすごかったのか、何があったのか1枚で伝わります。
OKサンプル1

続けて次のサンプルです。
ダメサンプル2

こちらは馬事公苑で撮影した2007年最初の紅葉です。
上の写真は紅葉を発見して撮った1発目の写真。全く話になりません。これぞボツ写真と胸を張って言えます。
下の写真は対照的に、紅葉を背景として赤い葉を前景にした印象的な写真になっています。
OKサンプル2

続けて次のサンプル。
ダメサンプル3

こちらも解りやすい船のサンプル写真。
非常に大きいので、その大きさを表現しようと全体を入れて写真を撮っているのが上。しかし意に反してどれくらい大きいのかよくわかりません。
対して下の写真はこの船の一番美しいと感じた部分と人が映っているので、印象的な部分と大きさを1枚で表現することができました。
OKサンプル3

続けて次のサンプル。
ダメサンプル4

ひまわりです。
上の写真はよく聞かれる「日の丸構図」と呼ばれる、ど真ん中に被写体が来る構図です。日の丸構図は忌み嫌われます。上手な方になってくると「日の丸構図もアリ」という意見も聞かれますが、ここは素人向けなので、基本的にど真ん中に被写体が来たら失敗と覚えて間違いありません。
下の写真は日の丸構図にはなっていません。特にパッとしない写真ではありますが、上と下を比べると下の方がなぜか印象的に見えます。
OKサンプル4

以上よりOK写真を見てみると、だいたい「見せたい部分がど真ん中に来ていない」という事に気づくと思います。
ではど真ん中に見せたい部分が無ければ、どの位置に置けばいいか(どの位置の空間を空けるか)、という事になると思います。基本的には
「向いている方向の空間を空ける」
となっています。
どういうことかをサンプルを用いて説明します。

いかがでしょうか。
この桜の花は左下を向いています。だから左下の空間が広く取られています。
なぜこうしているとしっくり来るのかは、おそらく人の心理だと思います。一番目に止まるものの“向いている方向の先”が気になってしまうのだと私は考えています。
よって予め空間を作る事でバランスが取れるという事だと思います。
被写体が人の場合も同じです。

非常に解りやすいサンプルです。
馬の目はアッチの方向にイッちゃってますが、人間の目は次の障害物を見ています。
では先程の通り「一番目に止まるもの」とはどれかと言えば、この写真では馬では無く、“馬を操る人”になるのはお解り頂けると思います。よって、その人の向いている方向を空けてあげるのがセオリーということです。
この心理を逆に利用して、悲しい顔をしている人の向いている空間を狭めるというのもあります。
不安や悲しみの場合、その先に空間が無い事で、見ている人も同じように不安にさせることが可能ということです。
また、移動する物体の速度感を出すために、軌跡となる方向の空間を取るということもあります。
とは言え、普通その様な光景には出会いませんので、「向いている方向を空ける」というのを守れば問題はありません。
ちなみに私が撮った不安や悲しみを題材にした写真はこちら。

「ほんとダメだよな、俺たち…」 posted by (C)葱
あまりセオリーが守られていませんが、下側を削ると太陽に照らされた上側の幅が大きくなってしまう事、右側を狭めるとバランスが悪くなる事、どちらかというと面白い写真の部類に入る事などから、あまり意識はしていません。
例外は置いておいて、「向いた方向の空間を取る」に則ったサンプルを数点載せておきます。


花の場合は、向いている方向がすぐ解りますので簡単です。花こそ初心者は率先して撮るべき被写体とも言えるでしょう。人と違って動かないので楽です。
ある程度上手に撮れるようになると飽きてくるので、虫や蝶などを入れる事で変化が加わるという事になります。
ということで、まとめますと以下の通りとなります。
・何が良いのかよく解らないまま、感動した勢いで撮らない
・被写体の向きをよく見て空間をうまく利用する
ありきたりな内容ではありますが、機械の細かな機能をいじってどうこうするよりは、この辺りを気を付ける事でレベルアップされる方が非常に多い気がしましたので書いてみました。
第三回は三分割法とフォーカスロックについて書いてみようと思います。
第一回 → 第二回 → 第三回 → 第四回 → 第五回
あちこちでよく見かけるアレです →
第二回は構図です。楳図かずおと似ていますが関係はありません。
コンデジだろうと一眼レフだろうと構図がしっかりしていないと写真は良くなりません。
私としてはボケ味は一眼レフが勝手に付けてくれますし、シャッタースピードも気にせず、F値なんかもやりたきゃ変えればいいだけで、ずっとF8やF5.6とかでも構わないと思っています。一番重要なのは構図です。
綺麗に撮るのは後から付いて来ます。それよりも人の考えつかない構図は驚きがありますし、インパクトもあります。
もちろん手ブレを起こしにくい撮り方とか、ピントの合わせ方とか基本中の基本は本でも読んで下さい。
早速サンプルをまじえて解説してみます。
大分空港近くのホバークラフトです。上の写真は非常によく見かける写真です。私は「浮かれ写真」と命名しております。
「わー、すごーい」と思って最初に撮るのが上の写真です。
素人なので事前の調査などは一切しません。ただそこにホバークラフトがあるという情報だけで向かいますので、ファーストインパクトが強すぎ、何も考えずに撮ってしまうと自己分析しております。
こういう写真はホバークラフトがそこに存在した事は理解できますが、その印象が全く伝わりません。
そこで下の写真のようなホバー部分の最も特徴ある所のみフレームに入れて撮影します。
これで一体何がすごかったのか、何があったのか1枚で伝わります。
続けて次のサンプルです。
こちらは馬事公苑で撮影した2007年最初の紅葉です。
上の写真は紅葉を発見して撮った1発目の写真。全く話になりません。これぞボツ写真と胸を張って言えます。
下の写真は対照的に、紅葉を背景として赤い葉を前景にした印象的な写真になっています。

続けて次のサンプル。
こちらも解りやすい船のサンプル写真。
非常に大きいので、その大きさを表現しようと全体を入れて写真を撮っているのが上。しかし意に反してどれくらい大きいのかよくわかりません。
対して下の写真はこの船の一番美しいと感じた部分と人が映っているので、印象的な部分と大きさを1枚で表現することができました。
続けて次のサンプル。
ひまわりです。
上の写真はよく聞かれる「日の丸構図」と呼ばれる、ど真ん中に被写体が来る構図です。日の丸構図は忌み嫌われます。上手な方になってくると「日の丸構図もアリ」という意見も聞かれますが、ここは素人向けなので、基本的にど真ん中に被写体が来たら失敗と覚えて間違いありません。
下の写真は日の丸構図にはなっていません。特にパッとしない写真ではありますが、上と下を比べると下の方がなぜか印象的に見えます。
以上よりOK写真を見てみると、だいたい「見せたい部分がど真ん中に来ていない」という事に気づくと思います。
ではど真ん中に見せたい部分が無ければ、どの位置に置けばいいか(どの位置の空間を空けるか)、という事になると思います。基本的には
となっています。
どういうことかをサンプルを用いて説明します。

いかがでしょうか。
この桜の花は左下を向いています。だから左下の空間が広く取られています。
なぜこうしているとしっくり来るのかは、おそらく人の心理だと思います。一番目に止まるものの“向いている方向の先”が気になってしまうのだと私は考えています。
よって予め空間を作る事でバランスが取れるという事だと思います。
被写体が人の場合も同じです。

非常に解りやすいサンプルです。
馬の目はアッチの方向にイッちゃってますが、人間の目は次の障害物を見ています。
では先程の通り「一番目に止まるもの」とはどれかと言えば、この写真では馬では無く、“馬を操る人”になるのはお解り頂けると思います。よって、その人の向いている方向を空けてあげるのがセオリーということです。
この心理を逆に利用して、悲しい顔をしている人の向いている空間を狭めるというのもあります。
不安や悲しみの場合、その先に空間が無い事で、見ている人も同じように不安にさせることが可能ということです。
また、移動する物体の速度感を出すために、軌跡となる方向の空間を取るということもあります。
とは言え、普通その様な光景には出会いませんので、「向いている方向を空ける」というのを守れば問題はありません。
ちなみに私が撮った不安や悲しみを題材にした写真はこちら。

「ほんとダメだよな、俺たち…」 posted by (C)葱
あまりセオリーが守られていませんが、下側を削ると太陽に照らされた上側の幅が大きくなってしまう事、右側を狭めるとバランスが悪くなる事、どちらかというと面白い写真の部類に入る事などから、あまり意識はしていません。
例外は置いておいて、「向いた方向の空間を取る」に則ったサンプルを数点載せておきます。


花の場合は、向いている方向がすぐ解りますので簡単です。花こそ初心者は率先して撮るべき被写体とも言えるでしょう。人と違って動かないので楽です。
ある程度上手に撮れるようになると飽きてくるので、虫や蝶などを入れる事で変化が加わるという事になります。
ということで、まとめますと以下の通りとなります。
・何が良いのかよく解らないまま、感動した勢いで撮らない
・被写体の向きをよく見て空間をうまく利用する
ありきたりな内容ではありますが、機械の細かな機能をいじってどうこうするよりは、この辺りを気を付ける事でレベルアップされる方が非常に多い気がしましたので書いてみました。
第三回は三分割法とフォーカスロックについて書いてみようと思います。
第一回 → 第二回 → 第三回 → 第四回 → 第五回
あちこちでよく見かけるアレです →



最近少しは背景やボケにも気を使い始めた所ですが・・・いやはや、奥が深くて難しいでやんす。
桜満開、見所一杯・・でもいかに綺麗に撮るか、
それが問題ですね。まぁ、技術もいるんでしょうが、まずはセンスを磨かないと・・ですね。
参考にさせていただきまーす。