本記事は2007年12月に書かれた内容で、サイトのレイアウトや仕様に改善が見込まれます。鵜呑みにしないようにお願いします。
→2010年11月23日:写真アップロードサイトの比較について、新しい記事を書きました!

比較ばかりしていますが、写真アップロードサイトについて経験を踏まえた上で、特徴などを書いてみようと思います。

今回取り上げるのは以下の5サイト。
1.Flickr(URL)言わずと知れた世界で最もポピュラーなサイト
2.Panoramio(URL)審査によってGoogleEarthへの掲載が可能
3.Zorg(URL)写真アップロードサイト
4.CreativePeople(URL)コンテストと連動した写真アップロードサイト
5.フォト蔵(URL)写真と動画がアップロードできるサイト
総括私なりの結論



1.Flickr

サイト比較_01Flickr


こちらがログインしたトップページです。
見せ方は変えられた気がするのですが、英語なのでよくわかりませんし、思い違いかもしれません。手当たり次第触ってみる他ありません。

またFlickrの親会社はYahooの為、Yahooアカウントが無いと入れません。しかも日本のYahooでは入れず、yahoo.comのアカウントが必要となります。

そして地図との連動が可能です。しかしyahoo.comの地図なので日本の地図は粗すぎ、アバウトな場所にしか打てません。

Exif情報はおそらく見ることはできません見られます。
また、Exif情報の公開/非公開の設定もあります(2008/2/13修正・加筆)

無料版の場合は1ヶ月の転送量は100MByteまでで、オリジナルサイズの保存はされません。

また、いつのまに変わったのかアップロード方法が秀逸です。非常に解りやすいインターフェイスでアップロードすることが可能となっています。

ということで日本語の説明が一切無いので操作に関して難しい感があるのは否めません。とりあえず有名だからおさえておこうという具合でしょうか。


2.Panoramio

サイト比較_04Panoramio


こちらがPanoramioのトップページ。
Panoramioは元々スペインの会社で、Googleに買収されたという経緯があります。

よって日本語が無いかと思いきや、ほぼ日本語による説明があります。FAQなど一部新しいものは英語のままになっています。

特筆すべきはGoogleEarthとの連動です。地図ポイントを打っておけば勝手に審査され、OKとなると月に1度の更新時にGoogleEarthに載ります。

Exif情報は見ることはできません。

アップロードできるのは1枚が5MByteまでの画像で、オリジナルサイズの保持はします。

制限は2GByteまでなので、張り切って5MByteの画像をアップしまくると400枚程度で終わってしまいます。

操作性などは単純明快で、不明になるような難しい機能は付いていません。


3.Zorg

サイト比較_05Zorg_Top


こちらがトップ画面。

サイト比較_05Zorg_一覧


こちらが自分の写真の一覧画面。

パッと見て解る通り、広告が多めです。
また上部のタブの多さに目を見張ります。
トップ画面には他人の写真が正方形にトリミングされた形で表示されます。
自分の写真の一覧画面ではトリミングされない形で表示されるのが良い所だと思います。

地図との連動は可能で、Exif情報は全て閲覧可能です。

アップロードは月に100枚まで(無料会員の場合)。容量の制限は10GByteまで。
制限容量は大きいのですが、無料会員の場合はオリジナルサイズの保存は行われません。

使い勝手については機能が多いのは結構ですが、どこから操作していいのかは非常に解りにくく、良いとは言えません。


4.CreativePeople

サイト比較_02CreativePeople_Top


こちらがログイン後の画面。

サイト比較_02CreativePeople一覧


そしてこちらが自分の写真の一覧画面。

ということでまず広告がありません。
そしてサムネイルは正方形です。アルバムの場合の代表写真のサムネイルは変わっていて、少し横長に切り出されます。

写真の一覧画面になると、サムネイルのトリミングはされません。白い背景に影付きで表示されるので、本当の写真を見ているような感じを受けます。
タイトル部分の見せ方もセンスがあります。

地図との連動はありませんがExif情報が必要なもののみ、日本語で見やすく表示されます。

アップロードは1ヶ月1GByteまで。容量の制限は1年で10GByteまで。
1年経つと10GByteの制限はリセットされるとヘルプにありますので、実質容量の制限は無いのだと思われます。
つまり1ヶ月1GByteのペースで2年間アップロードし続けたとしたら、24GByte使う事も可能と思われます(違ったらご指摘下さい)。

また、オリジナルサイズの保存はされます。

そして特筆すべきは、写真雑誌のコンテストとの連動です。

以下の雑誌と連動しています。

・鉄道ジャーナル
・エアライン
・風景写真
・デジタルフォト

画像をクリック後、「コンテストに応募する」というボタンを押すことでエントリーが可能となっています。

デジタルフォトの場合、コンテストに応募すると、他人からその写真は見られないようになる仕様です。
2009年10月16日修正:見られないようになる仕様はとっくに無くなりましたが、写真の詳細を見ると投稿したかどうかは分かります。

サイト比較_06CreativePeople_投稿状態


この様な感じとなります。
応募してから2ヶ月程度はこの状態のまま解除されないらしいので、注意は必要です。


よってクリエイティブピープルは、手軽にコンテストに応募したい方向けかもしれません。


5.フォト蔵

サイト比較_03フォト蔵_Top


こちらがログイン後のトップ画面です。

サイト比較_03フォト蔵_一覧


こちらが自分の写真の一覧となります。

ということで広告はあります。
またサムネイルは全て正方形のトリミングがされています。

地図とは連動でき、Exif情報は基本的な部分のみが表示されます。

アップロードについては一度に100MByteまで、月間では1GByte2GByteまで、そして容量の制限は無く、10,000枚まで保存可能保存枚数は無制限(!)という仕様になっています(2008/4/10修正・加筆)(2008/6/25修正・加筆)

オリジナルサイズは勿論保存されます。

また他とは違い、動画もアップロード可能となっています。

アップロードの方式は2007/12/20現在、告知も無くフラッシュ版ができていました。
Flickrのような解りやすいインターフェイスに変わっています。

フォト蔵は上記の通り常に開発・更新されており、日々良いものになっています。その分、バグの発生する確率も高く、希にコメントできない、サムネイルが出ないなどの症状が出る事もあります。
とは言え、無料で10,000枚無制限の保有可能なサイトは珍しいと言えます(2008/4/10修正・加筆)


総括

私なりの結論ですが、基本的に「まあ良く撮れたんじゃないかな」というものは全てフォト蔵に入れる事が望ましいと言えます。制限が無いに等しいので、どんどん入れて、多くのユーザさんから賛否両論頂く事をお勧めします。

そしてこれで勝負だ!というものはCreativePeopleに入れるのが良いでしょう。
コンテストに応募するようなものを中心になるかと思います。
特定のコンテストでは、応募中の写真は灰色になる仕様もあるので、こちらをメインにしてしまうと、気に入った写真は全て灰色になってしまい、誰も見てくれないという結果を招くと思います。
2009年10月16日修正:グレーアウトの仕様は無くなってますので、気兼ねなくアップできるようになってます。

あとはPanoramioやFlickrは気が向いた時にやっていればいいのかなと思います。
自分のよく使うサービスがいきなり「Flickrに対応」となるかもしれません。その時慌てて登録するよりは良いでしょう、という考えです。

Zorgの立ち位置がいまいちなのが残念でなりません。

以上です。
全て個人の勝手な感想ですので、ご了承下さい。

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